今年ももう暮れようとしている. あえて書くのも気が引けるほど月日の経つのは早い. 11月と12月はシンガポール,カナダ&アメリカと海外出張が続いたので かなり疲れがたまっている. 特にカナダ&アメリカは時差ぼけで苦しんで,やっと慣れてきたと思ったら, 今度は日本に帰ってきて逆時差ぼけになり,夜は眠れないし昼は眠い.
シンガポールはゴルフ場での国際会議だったが,ゴルフをやらない者にとっては 街から隔絶された陸の孤島という場所であった. ただし,その分至れり尽くせりで,会議場にいる間は食事の心配もほとんど ないし,夜になればナイトサファリツアーなどが企画されていて楽しむことが できた. 結局シンガポールではお金をほとんど使わずに済んでしまった. ナイトサファリは,最初想像していたようなサファリパークみたいな感じでは なく,夜の動物園という感じで,トラムにのってまわる様はディズニーランドの ジャングルクルーズののりである(もっともこちらは本物の動物である).
カナダとアメリカはシンガポールに比べて特に食費に関しては結構出費が 多かった. メニューを見て結構安いなあと思っていると,勘定の段になって税金やら チップやらで結局3割り増しくらいの支払いになるので実はあまり安くは ないのだ. それに,時差ぼけで胃腸がおかしいのに,量がやたらと多い. バンクーバーは日本観光客がやたらと多いのか,日本料理の レストランも多いし,街やホテルの表示も英語と日本語の2ヶ国語表示 ということが多かった. フランス系の人も結構いると思うのだが,おそらく フランス人は英語ができるが日本人は英語ができないからこういう2ヶ国語 表示になっているのだろう.
バンクーバーの後はウィスラーでポストワークショップがあり,昼間は スキーなどをして過ごす. まだ雪はあまりないが,とりあえず話のタネで 1日だけ滑った. ちょうどスノーボードのワールドカップをやっており, 競技開始の少し前になぜか会場に紛れ込んでしまって,脇から下りるように 言われるものの出口がわからなくて最後にゴールを通過したら見張りの おじさんに怒鳴られてしまった. きっとカメラテストとかしていたはずで 世界中に映像が流れなかったことを祈るのみである.
会議のあと,UC バークレーに向かう. サンフランシスコ空港では気流が やたら悪くて大揺れしており,何やらパイロットが something wrong といって いるので不安になる. しかも着陸した後 flight attendant が excellent pilot のおかげで無事着陸したとかいうアナウンスを流したので乗客全員が 大拍手し,こちらは何があったのかと余計に不安になった. 後で聞いたところによるとその日の便は多かれ少なかれみんなそんな感じだった ようである. UC バークレーでは大学生が講義の一環でポスターセッションを やっているのを見学する機会があったが,非常にレベルが高くてびっくりした. こちらの学生は日本に比べて非常に勉強している. まあ自分も人のことを 言えた立場ではないが,日本は大学に入るまでがんばってアメリカでは大学に 入ってからがんばるということのようだ.
ずいぶんのご無沙汰である。 先日の連休にJR東日本の企画切符で「ふたりの北東北」というのを買い、 晩秋の北東北を旅行した。 以前にも似たような旅行をしたが、そのときは 雪に閉ざされた北東北をほとんど移動するだけの旅立ったので今回は 観光時間も考えて日程を組んだ。
詳細はいずれ旅行のページにでも書くことにするが、 北東北の旅は公共交通機関がかなりさびしい。 まだ紅葉等が見頃であるにも関わらず 11/4〜11/10 頃を境にバスなどが 不通になるし、それでなくても本数が少ない。
今回の目玉の一つは竜飛岬で、石川さゆりの歌にもあるが、 風がひっきりなしに吹く状況は同じ日本とは思えない想像を絶するすごさが あった。 もう一つの目玉は十和田湖・奥入瀬渓流であったが、 奥入瀬は自動車の通る道路沿いに渓流が流れているので徒歩で散策して いくとかなりの興ざめであった。 確かに渓流や紅葉はきれいだが、 交通の不便さもありマイカー観光が非常に多く交通量も多い。 上高地のようにマイカー規制をしたらどうだろうか。
8月にやたらと暑かったと思ったら,9月はずいぶんと涼しかった... というより寒がりの私にはちと寒かった. オランダにいたときにやはりサマータイムの終わりと季節の変わり目が 急に来てとても寂しい思いを味わったのを思い出した.
この夏に那須に行って茶臼岳(1915 m)に登った. かなり厳しい岩場であったが,子供もへこたれもせず頂上まで登りきり, 成長の跡を感じた. 今年は自転車の補助輪も取れたし, 考えてみれば来年からは小学生,時間の経つのは速い.
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