落書帳

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2000 年 10 月 24 日

さて,パラリンピックまっさかりである. 日本も健闘している. オリンピックにしろパラリンピックにしろメダルは結果を必ずしも反映しないが, オリンピックでいっぱいメダルを取ったのに,パラリンピックではさっぱりとかいう 国はちょっとどうかなーと思ってしまうし, 逆にオリンピックでは少なくてもパラリンピックで 頑張っているとなんか好感度が上がる. まあオーストラリアが多いのは 当り前だけど.

先週末は伏見研 OB 旅行で鬼怒川温泉へ. 北関東だと思って油断していたら 結構遠かった. 距離的には逗子とかに行った時とたいして変わらない. 首都高は使わずに済むのだが,逆に鬼怒川だと高速も使えないし, 温泉での癒しと運転の疲労で±0っていう感じ. 東武ワールドスクエアにも行ったが,予想していたよりはよかった. 一度行けば十分って感じもするけど.


2000 年 10 月 13 日

白川さんのノーベル賞受賞が決まった. これに関して気になったこと. まずニュース報道で,概してキャスターの人達は「科学は苦手」という態度, しかも自慢気である. 日本人は科学技術への関心が大人も子供も低いし, 最近では教育における数学・理科離れも進んでいる. 一方で科学は高い塔のようにどんどん発展しているが, このままではそのうち空洞化して空中分解してしまわないだろうか. 研究者としては何とも心配な社会になりつつある. 科学は人間の作り出した大切な文化であり,途切れてしまわないように 受け継いでいってもらいたいものだ.

ノーベル賞の賞金は約1億円だが,連名受賞のため, 白川さんが受け取れるのは1/3だけらしい. スポーツ選手や政済界,あるいは宗教法人?のスーパースターたちに比べると なんとも寂しい金額である. 囲碁や将棋なども科学者程ではないが, 結構給料や賞金は寂しいらしい. 人間には何か知的なものを探求するという欲求の他に,知的なものを 否定しようとする本能があるように思えてしまう. 超能力とか宗教とかはなぜか人気があり,これを科学的に調べることには 根強い抵抗がある. これは脳を守ろうとする心理的な作用なのかも知れない. 人間の科学離れを防ぐにはこの辺りの心理的な働きまで遡らなければだめなのだろうか. 更に物欲に訴えて,「カリスマ科学者が年棒何十億円!」という見出しが新聞を 飾るようになればいいのか? 実際には優秀であればあるほど給料は安いような 気もする.

さて,私はといえば,新しく買った ThinkPad X20 に Linux をインストールするのに はまってしまっていた. ThinkPad には象が乗っても壊れない?という信頼性が あり,キーボードも打ちやすく好きなのだがそれなりの癖がある. IBM でははじめてノートで XGA 対応で,ether net の口もついていて,それで 1.6 kg はほぼ理想的なスペックである. ところが,Linux の X window のドライバにバグがあって,SVGA でしか動かない らしいのだが,インストーラが video board を自動認識してシステムをフリーズ させてしまった. この情報を web で見つけるのにほぼ丸一日費してしまった. ついでにいろいろ他にも有用な情報を得たけど. 無事マルチブートできるようにはなった. しかし,この ThinkPad にはリカバリ イメージをハードディスクの一部に格納して,緊急の際にはここから復旧できる 機能があるんだけど,どうやらその復旧プログラムは MBR にあったらしくて LILO をインストールした時点でその機能も消滅してしまった. まあいっか.

最後にもう一つ. 今週はダイエーの優勝セールで,毎日妻と子供を車に乗せて 朝 9:00 にダイエーに送り届けてから出勤. 日本シリーズが終わったら また日本一記念セールか残念セールをやりそうだから,しばらくはダイエーの いいお客さんだな.

今月は忙しいからもう今月中の更新無理かなー.


2000 年 9 月 29 日

うーん,これだけ間を空けてしまうといよいよこの日記も終わりか? という気にさせてしまいますが,なんとか今年中は続けたいと思っています.

ところで,この間にあった出来事といえばやはりオリンピックですが, これについてはあまり語りたくないです. というのは,巷にはにわかオリンピック 評論家がゴロゴロいて,ここで何か書いても全く目新しさがないからです. ペンペン草が生えているというのはこういうことですね. あえて書くとすれば, 私はオリンピックがあまり好きではない,というかオリンピックを見て 一喜一憂したりする自分が好きではないということです. 誰かが「平和な戦争」と言っていましたが,基本的には自国の選手を応援するのが 当たり前のナショナリズムの固まりみたいなものです. でも生物学的な本性がそうさせるのか,やはり日本選手が活躍したりすると うれしくなってしまうのが,後から思うと何だかなーという気になってしまうのです. まあポジティブな面がないわけでもなく,赤道ギニアの水泳選手の姿とか 南北朝鮮の合同行進などはオリンピックの中でも素敵に思える出来事でした. 書かないと言いつつ結局いろいろ書いてしまいました.^^;

さて,これだけ空けてしまった理由の一つは学位論文の予備審査が今月半ばに あって,それに向けてあまり気が休まる暇がなかったというのはあります. 別に時間に追われて書けなかったわけではなく,ゲームとか ネットサーフィンとかに逃避する時間はいつも以上に長かったのですが, 日記を書く精神的な余裕があまりありませんでした. 学位論文については進行中なのであまり多くは書きませんが,終わったら これについてもまとめのページを作ろうと思います. なんだか今日は文体が丁寧語でした.


2000 年 9 月 4 日

先週末は恒例の「つくば祭り」であった. メインの道路を通行止めにして 「ねぶた」の山車を引くパレードが見所であったが,結局 5 台くらいの山車が 同じ所を巡回するだけなので,10 分もあれば全部見れてしまう. まあその方が見物客の回転もよく,あまり混まずに見られるというメリットはあった. あと,どうしてねぶたなのか? という疑問は湧くが,まあ細かいことは気にしない方が 楽しめてよい.

つくばはなんだかこの手のイベントが結構多い. そういえばその前の土曜日には 伊勢の海部屋の力士(土佐の海,北勝どき 等)がやってきて, チャリティ相撲教室というのをやっていた. うちの子供も土俵に上がったが,力士の大きさにビビッてなかなか組み付いて いけなかった. テレビで見ると結構弱そうな力士でも,すごい迫力であった.

このイベントは昔からよく名前は聞くけど正体不明な ライオンズクラブという組織の主催であった. 今度ホームページで正体を解明して おこう. 可笑しかったのは,ライオンズクラブのメンバーは「何何ライオン」と いう肩書で呼ばれることである.


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